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たいせつな耳の話~梅雨の養生~

こんにちは。花籠陰陽堂 花籠(はなかご)です。

先日沖縄で梅雨入りが発表され、フィリピンの東海上で台風1号が発生しましたね。ここしばらく暑い日が続いていましたが、先週末はグッと気温と気圧がさがり、最近はまた気温が上がってきました。体温調節が中々むずかしいです。

この、春から夏にかけての雨で湿気の多い季節。
頭痛やめまい、肩こり、不眠、むくみ、胃の不調など、病院に行く程ではないのだけど【なんとなく】体調が思わしくない方も多いのではないでしょうか。

また現在は新型コロナウイルスの影響で、心に不安恐れを抱えて、身体にまで疲れを感じる方もいらっしゃると思います。

この【なんとなく】をどうかそのままにせず、どんな時も健やかな心と身体のバランスを目指していきましょう。

気象病の話

突然ですが、みなさんは気象病という言葉を聞いたことはありますか?

気象病とは、

近年認知されつつある病名で、気象の変化によって症状が出現する、あるいは悪化する疾患の総称。

Wikipediaより

です。「雨が降る前に頭痛がする」「古傷がうずく」などの痛みを伴ったり、めまいや吐き気、肩や首の凝り、うつ、喘息の発作や狭心症の症状が悪化する方もいらっしゃるようです。

そんな私もまさに、頭痛がすれば「あー雨が降るな」と反射的に思いつくくらいには「雨が降る前に頭痛がする」タイプです。

わたしの周りでもこの時期から特に上記の症状で悩まれている方をよく見ます。
気象病外来というのもあるくらいで、潜在患者数は日本で約1000万人とも言われています。

気象病の原因は、主に気圧の変化です。変化が急なほど症状は強くなります。

梅雨の時期は梅雨前線上を低気圧が横断するのと、台風は大型の低気圧なので台風の接近に伴い気圧が低下してしまうのが、この時期に気象病の症状が出る方が多くなる理由です。

ではなぜ気圧の変化によって気象病の症状が出てしまうのでしょうか。

それにはわたしたちのが大きく関係しています。

気象病と耳の関係

耳のもっとも内側には内耳(蝸牛、前庭、三半規管)という器官があり、耳で受けた情報を脳や神経に伝える役割があります。

その中の前庭器官には、近年の研究により気圧の変化を感知する場所と能力があることが明らかとなりました。(2019年中部大学佐藤教授 研究活動

感知する能力というのは人により異なりますが、気象病の症状が出る方は気圧の大きな変化を感知するセンサーが何らかの原因で敏感になり、脳への情報が過剰に伝わり、その結果自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れ、様々な症状が出やすいのではないかと考えられています。

現在前庭器官に気圧の変化を感知するセンサーがあることまでは分かっていますが、そのメカニズムまでは解明されておらず、気象病の有効な治療法の確立までには至っておりません。

しかし、この【なんとなく】の不調はもしかしたらこれなのかもしれない・・と可能性を知っておくことは、それまで理由が分からなかった自分の身体の不調との向き合い方、対処の仕方、何より気持ち・心の状態は確実に変わります。

自分で出来る耳のケア

気圧の変化も感知する事が分かったわたしたちのですが、
実は耳は「全身の縮図」と言われるくらい全身の臓器に対応するツボがたくさんあり、耳の外側には交感神経(活動力を高める神経)の線維、耳の穴を中心とする内側には副交感神経(心身のリラックスや、内臓の働きを促す神経)の線維が密集しているのです。

耳を効果的に触ることで自律神経のバランスを整え、内臓、頭部の血流や首や肩周りの凝りの改善に大変有効です。

また日々耳を触ることで、耳自体の変化も感じることが出来ると思います。

ここで簡単にではありますが、自分で出来る耳のケアをご紹介します。
是非ご参考にしてください。

ただでさえ湿気も多く、鬱々とする季節です。

充分な睡眠(夏は早起きがおすすめ)
旬の食材を取り入れた身体に優しい食事(食材から元気をもらえます)
仕事とプライベートの棲み分け(○時以降は携帯の電源はOFFなど)

生体のリズム地球のリズムと合わせて生活をしていく事を意識し、
上手に自分の心と身体に向き合っていきましょう。

どうしてもがんばれない時は『全部気圧(気)のせい』にして、のんびりと穏やかに過ごしてください。

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花籠

セラピスト。巫女。 鍼灸師、漢方医、歯科医などが集まる治療家の家系に育つ。 鍼灸師である母親の影響を受け、自身も癒しに特化した身体へのアプローチを学び、手のみで行う温かな施術にこだわる。 タロットやフーチを使用したリーディングも行う。