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心と体のバランスを保つ①五行思想の基本的な考え方

陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)で万物を眺めてみると、エネルギー循環の仕組みが見えてきます。

人間も自然の一部分。その仕組みに自身の心身を当てはめてみることで、現況や、必要な要素が分かりやすい形で見えてくることでしょう。

では、陰陽五行説とは何なのでしょう?

陰陽五行説

陰陽五行説は、あらゆる東洋科学の礎となっています。

東洋科学は経験科学とも云われる膨大な経験値の固まりで、何千年、何億人という実践データに基づいたものです。

「万物は陰陽と、木火土金水の要素から成る」という考え方を持つ陰陽五行説において、これらの要素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在しています。

陰陽

世界(太極)は、陰と陽の二つのバランスで成立しているという考え方です。

天と地、光と闇、昼と夜、肉体と精神、男と女、拡散と収縮、動と静など、様々な事象(ものごと)を陰陽と捉えます。(※簡単に二極化ということでもなく、陽中の陰、陰中の陽など、細分化して表現することもあります)

太極
太陽 少陰 少陽 太陰

五行

自然現象を観察し、抽象化された5つの要素です。

五行が干渉、作用し合って様々な変化が生じます。

五行
青・緑
季節土用
概念樹木・草花太陽・灯火山岳・平原刃物・宝石大海・雨露
感情
内臓肝・胆心・小腸脾・胃肺・大腸腎・膀胱
象意仁愛・技術・柔順正義・情熱・行動矜恃・経験・保守美学・多情・決断智恵・慈愛・流動

上記の他にも、方角、食べ物、動物など、五行に当てはめて考えられる項目は数多く存在します。

五行の考え方

相生……相手をが生み出していく陽の関係。

木が燃えて火を生み、
燃えた灰が土になり、
金属の多くは土の中にあり、
金属の表面に凝結した水が生じ、
水によって木が生える。

相剋……相手を打ち滅ぼしていく陰の関係。

木は土地を痩せさせ、
土は水を濁し堰き止め、
水は火を消し、
火は金属を熔かし、
金属は木を切り倒す。

陰陽五行では、このような自然のサイクルに、人の感情や、行動、要素に当てはめて考えることで、様々な現象を解決する術を見つけ出します。

今起こっている現象は、どの要素が強く、どの要素が弱いのか?
どの要素をどこから足せばバランスが取れるのか?

人間の中に備わっているエネルギー循環能力は、自身の活動を内外から維持しています。日ごろから、陰陽と五行のバランスを意識して、心身のメンテナンスをしましょう。

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鵷樹(えんじゅ)

陰陽道家|陰陽五行カウンセラー/薬膳漢方マイスター/心理カウンセラー|陰陽五行思想を根幹としながら、近代と古代、科学と非科学など、あらゆる角度から物事を捉える陰陽道家です。